男性として健康でいるために健康診断で見るべき項目、実は○○だった!

2023年1月12日更新
社会人であれば毎年受ける健康診断。ですが皆様は各種項目をどのようにみていますか?基準値だからそれでOK、異常値の場合はどこに原因があるかわからず放置。。なんてことも多いのではないでしょうか。今回は伊藤先生に健康診断で注目すべき項目について、一般的には知られていない真実や表面的ではなく、専門家ならではの深いお話をして頂きます。

対談者プロフィール

伊藤 信久先生

グレースメディカルクリニック院長。

鹿児島大学医学部卒業。心臓外科医として大学病院に10年勤務。オペや臨床試験の経験を重ねる。

患者に近い距離での診療を提供するために、グレースメディカルクリニックを開業。男性のQOLの最大化を目指し、栄養療法や予防医療、アンチエイジングなど幅広い治療を提供する。最近はより手軽なオンライン診療にも尽力し、日本全国の悩める方々を診察・治療している。

牛尾 真智子

薬剤師/メンタルケアカウンセラー

製薬会社2社で乳がん・肺がん・大腸がんなど8つの抗がん剤領域を経験。患者様の人生に携わること・医療業界での知識と経験を生かして、医療と予防医学の懸け橋となる存在になりたいと考えています。

納得感のある、心が軽くなる情報を届けることで、皆様のより良い生活の一助になれるよう邁進致します。

 

健康診断、みるべき項目とは?

牛尾「定期的に行う健康診断ですが、男性としての健康を意識するうえで特に注目すべき項目はありますか?」

 

伊藤先生「正直、難しいんです。この項目!というわけではなくバランスなんですよね。特に会社によって検査項目が違うので、法定の定期健診では足りないこともあります。」

 

牛尾「具体的な項目について教えて頂けませんか。」

 

伊藤先生「そうですね、例えばBMIは肥満度などを見ることができます。盲点になるのは、筋肉量ですよね。

 

18以下は、筋肉がつきにくい体質があるかもしれません。痩せている人には、その理由が隠れています。

多くは消化の問題があります。タンパク自体が分解できないとか。それを判断するために排便コントロールなどの問診も必要かもしれません。下痢や便秘が多かったり。」

 

牛尾「そんな風にBMIをみたことがなかったです!BMI値が高い人はどうでしょうか。」

 

伊藤先生25以上は肥満傾向になります。筋肉量にも影響するでしょうから、筋肉量が維持できている方はあまり心配ないかと思います。

一方そうでない方は、やはり肥満はさまざまな病気を引き起こしますので、血糖や肝機能などの数値をみて今後の検討をする必要があると思います。ここでも組み合わせになりますね。」 

 

牛尾「なるほど。BMIひとつにしても、数値だけではなくその方の筋肉量やその他の病気が隠れていないかを探ることが大切なんですね。正直、一般の方は判断が難しいように思えます。」

 

伊藤先生「難しいですよね〜。医者も正常値から外れているから異常、としかいわないので、そのような概念でみてくれないと気づけないことも多いです。

一方で、経験を積むと仮に項目が少なかったとしても、その中から想像することができます。」

 

実はアレルギーだった?食事の見直しをする大切さ

牛尾「自身のタイプがわかったところで、どのように対策をすれば良いのでしょうか。」

 

伊藤先生「例えば、瘦せている方、胃腸の問題がある方は食事を見直すことが大切です。

実はアレルギーだったりすることもあるんです。保険の検査はIgE型、即時型アレルギーをみるものです。

一方で、グレースメディカルクリニックでは、IgG型を検査するためにシアトルに検体を送っています。遅延型アレルギーがわかるんです。」

 

牛尾「えっ、IgGがみれるなんて。凄いですね。」

 

伊藤先生「そうなんです、珍しいと思いますが、アレルギー反応がでる患者さんが思った以上に多いんですよ。」

 

牛尾「どんな項目でアレルギーと判定される方が多いですか?」

 

伊藤先生乳製品、牛乳関連と卵、小麦、発酵食品の反応が出ている方が多いですね。

昔は確かに牛乳が良いと言っていたが、今は他からも栄養素が取れるので、そういう方は控えて頂くようにしています。

お通じがよくなるから、と牛乳を飲んでいたのですが実は身体に良くなかった、という患者さんもいらっしゃいます。」

 

牛尾「なるほど~、ショックに至るアレルギーではなくて長い目で見たときにアレルギーとみなされることがあるのですね。」

 

伊藤先生「そうなんです。ずっと腸内に炎症を起こしてしまっていて、、という方はいますね。」

 

牛尾「それは目から鱗です、検査に出さないと分からなかったことですよね。」

 

伊藤先生「その通りです。でも、やみくもに勧めることはしないので安心してください。

経験があるので、予想しながら話をもっていくようにしています。必要があれば消化器系のサプリメントなども併用していますので、お気軽に相談してくださいね。」

 

日本人に多い誤った薬の処方と身体への影響

伊藤先生「あと、日本人に多いのが胃酸の分泌量が少ないということです。」

 

牛尾「胃酸が少ない?聞いたことなかったです。」

 

伊藤先生「タンパク質の分解に胃酸は必要なんですが、少ないのと充分に分解できていない方が多いのです。」

 

牛尾「えー、日本の方はプロトンポンプ阻害薬などで胃酸を抑えているイメージがありました。」

 

伊藤先生「私たちの概念からしたら、基本的にはしない方がよいです。処方されることが多いと思うのですが、辞めた方がよいと考えています。そこは医者である私が啓発しているところですね。」

 

牛尾「伊藤先生のようなお医者様は貴重だなと感じます。」

 

伊藤先生「人間って無駄なことはしないんですよね。分泌を抑えるほどの胃酸をだすことは基本的にはないんです。必要なものをブロックしなくてよいと考えています。

勿論、病気で胃酸分泌抑制が必要な方もいらっしゃいますが、それ以外の方にあまりに処方が出すぎているというのが日本の問題です。」

 

牛尾「なるほど、必要以上にお薬が処方されているんですね。」

 

伊藤先生「そうなんです。薬によって消化機能が落ちます

伴って腸への負担が増えて炎症がおき、下痢にも繋がり。。お腹の炎症はアルツハイマーの原因になるともいわれているんです。」

 

牛尾「えー!脳にも影響を与えるのですか。」

 

伊藤先生「リーキーガット症候群という病気があります。

腸に穴があいて細菌や毒素などの有害物質が体内にはいり不調をきたすといいますが、最近はリーキーブレインという言葉がでてきているんです。

腸での炎症、入り込んだ有毒な物質は血流にのって脳に到達するということです。それくらい、腸の状態は大切なんですよね。」

 

牛尾「なるほど、身体は繋がっているのですね。」

 

伊藤先生「そうなんです。腸は大事。腸の機能を守るためにも胃の活動は重要な役割を果たしています。胃酸の分泌を抑えるのは良くないという話に繋がるんです。」

 

牛尾「どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。」

 

伊藤先生筋肉がつきにくい、太りにくい、消化に問題がある方はアップルサイダービネガー、食前酢、レモン水など胃酸をサポートするものを摂取することをお勧めしています。

パセリや大根おろしなんかが食事と一緒についてくるのも消化を助けてくれるからです。」

 

牛尾「いやぁ、BMIの項目1つでここまで語っていただけるなんて驚きました。」

 

伊藤先生「大切なことなんです。数値一つに左右されるのではなく、その背景に隠された体質や理由を探ることに繋げてほしいですね。こんなこと啓蒙する人はいないので、患者さんの調子を良くするために、身体が本来すべきことをサポートできるような診療を心がけています。」

 

牛尾「実際の患者さんのお声はどうですか。」

 

伊藤先生胃酸分泌を促して消化を助けてあげると、胃がすっきりした、胃もたれが改善されたという方は多いです。」

 

牛尾「逆流性食道炎も同じですか?」

 

伊藤先生「逆流性食道炎は、原理が違っているんです。ただ腸の蠕動運動の低下ですね。

あとは食道と胃の結合部の筋肉のゆるみなので、年齢と共に変化をしてなかなか難しいですね。

昔から言う、食べたら横にならないとか。腹圧がかかる状況をつくらない、肥満になると横隔膜が上がり圧迫されるので、逆流性食道炎になりやすいといわれています。」

 

牛尾「大変勉強になりました!明確なお答えをありがとうございます。」

 

まだまだ語れる、男性が意識すべき検査項目。血糖値を紐解く!

牛尾「BMIだけで盛り上がってしまいましたが、気になる項目は他にもありますか。」

 

伊藤先生「血糖値についてお話しましょうか。実は検診での空腹でのデータはあまりあてになりません。

できたら、しっかり食事をした後の採血をする、食後血糖値の測定をお勧めします。」

 

牛尾「えー、また衝撃的な。健診では確かに空腹の状態ですよね。。」

 

伊藤先生「日本人の特徴として健康診断の数値は良くみせたがります

なんのための健康診断なのか?と思ってしまいますね。笑」

 

牛尾「心当たりあります!笑 ついつい検診前は調整しようとしますよね。」

 

伊藤先生「でしょう?会社の健康診断は労働するために異常がないことを確認したいのですが、本来の身体の状態をみることに、本当の意味があると思います。

 

ここで繋がるのが血糖値なのですが、実は健康診断では分からない食後高血糖は非常に多いんです。

また、健康診断で測定する空腹時血糖が高い方、実はストレスが原因だったりするんです。」

 

牛尾「えー!血糖値とストレスですか?また興味深いお話ですね。」

 

伊藤先生血糖バランスが崩れることで、自律神経のバランスにも影響します。

ストレスホルモンといわれるコルチゾールの分泌などにも影響し、コルチゾールが増えるとテストステロンが下がってしまいますので、結果として男性ホルモンへの影響も出てきてしまします。」

 

牛尾「まさか、血糖値が男性ホルモンに繋がるなんて。。!」

 

伊藤先生「そう。だから空腹時血糖値が高いから、糖尿病といわれて外来に来るけどそうじゃなくて。

ストレス管理が大切になってきます。ストレスは男性機能に影響するので、コルチゾールの無駄遣いをしない!テストステロンを下げることを防ぐ!というわけです。」

 

牛尾「コルチゾールの無駄遣いをしない!名言ですね。」

 

伊藤先生「先ほどの腸の話も、炎症を抑えるのはコルチゾールなので。

下痢が長期に続くとストレスがかかりやすくて、男性機能が落ちやすいというのはあり得ますね。」

 

血圧も男性ホルモンと関係する?

牛尾「血圧については如何でしょうか。」

 

伊藤先生「血圧は白衣高血圧症も多く、健康診断で測る血圧はあまりあてにしない方がよいですね。」

 

牛尾「なるほど!白衣の先生をみてドキドキしてしまうということですね。」

 

伊藤先生「そうです、全然違うんですよ。笑 うちのクリニックに5年来ている人でも、血圧がぐっと上がる人もいるんです。

健診で高い方は、時々、自宅や職場など、滞在時間の長いところでの血圧チェックをお勧めします。」

 

牛尾「健診だけではみえない血圧に注意ということですね。」

 

伊藤先生「そうなんです。血圧が高いことは、動脈硬化がベースにあるか、ストレスなどのため、交感神経が優位なのか・・・あと、寝ている時にも交感神経が有意になると睡眠時無呼吸症候群の危険があります。

そういう方は早朝高血圧が高くなります。なので、朝と晩に測って、違いがある方は睡眠時無呼吸症候群の有無を探すことが必要です。」

 

牛尾「睡眠時無呼吸症候群だと自覚症状はないのでしょうか。」

 

伊藤先生「自覚がある方もいますが、皆さんあまり重要視されていないというか。血圧を朝晩、測ってみると意外とみつかることも多いです。

 

まとめると、血圧は健診の値だけではなく普段の数値を知っておくことが大切で、睡眠にも影響を与えます。そして睡眠は男性機能に影響する。と。血圧もここに繋がるんですよね。」

 

牛尾「凄いですね、身体の繋がりは本当に面白いです。」

 

コレステロールまでもが男性機能に影響?

牛尾「よくきくコレステロールはどうでしょうか。」

 

伊藤先生コレステロールは曲者で、高いと下げたがるバカモノが多い!笑」

 

牛尾「確かに、コレステロールは下げなきゃ、と思っていました。。汗」

 

伊藤先生「世の中がその風潮ですよね。コレステロールは悪だ。のような。

LDLといわれる悪玉、HDLと言われる善玉は人間が勝手に作った分類です。

人間は基本的には無駄なことはせず、体にとって必要だから産生しているんです。

 

外因性のものもありますが、大部分は内因性、自分が作っています。

コレステロールを中枢から末端に運ぶのがLDL、戻すのがHDLなので大切なのはここもバランスです。

低HDL、高LDLが起きると末端のコレステロールが戻ってこれず、動脈硬化促進の可能性もあるので注意が必要です。ただそうなった原因は何か?が問題です。食事のバランスの乱れがあったりします。」

 

牛尾「なるほど。では高コレステロールはどのように対策したら良いのでしょうか。」

 

伊藤先生「コレステロールが高いとコレステロールを作らないと頑張れない環境にあるのでは?ということで、ストレスと血糖値の影響がでてくることが多いです。

血糖値をコントロールしようとして、相対的にコレステロールが上がっていると考えられます。」

 

牛尾「なるほど、原因はコレステロールそのものではないということですね。」

 

伊藤先生「そういうことです。血糖値がコレステロールに影響していると考えられます。」

 

牛尾「コレステロールが低いことも良くないんですよね?」

 

伊藤先生コレステロール自体は男性ホルモンの原材料ですからね。低くなると鬱傾向もでやすくなります。

総コレステロールを一気に下げる薬を飲むと、気持ちが落ち込む患者さんを沢山みてきました。なんか元気がでないんです、頑張れないんです。。と仰るんですよね。」

 

牛尾「それでもコレステロールを下げようとするのはどうしてでしょうか。」

 

伊藤先生「コレステロールなどの目標値ができたのは、二次予防が目的なんですよね。

病気の方が早くお亡くなりになった原因を探したところ、コレステロール値が高かったというだけで、健康な方の正常値がどこが良いか?は正直ハテナマークなんです。なので、それもバランスなんです。」

 

牛尾「その方によって基準値が違うということでしょうか。」

 

伊藤先生「そうですね、元気がない状態は良くないと思うので、下げるだけが良いというのは違うと思うんです。

動脈硬化がすすむと血流が悪くなって男性の機能も下がると考えることが多いのですが、全体の数値のバランスが取れていたら、問題ではないことも多いんです。

男性ホルモンをつくるためにもコレステロールは必要です。ただし一つの数値だけみるのではなく、全体をみれるようにできたら良いですね。グレースメディカルクリニックでは患者さんにそのように指導しています。」

 

牛尾「個人個人にあった指導をして頂けると心強いですね!」

 

実は男性にも多い?鉄欠乏

牛尾「ヘモグロビンについては如何ですか?」

 

伊藤先生「これもね~、数値だけで貧血があるとかないとか見がちだけど、赤血球、ヘモグロビン・ヘマトクリットの値だけではなくて、そこから算出される、赤血球の平均的な大きさ(MCV)や赤血球中の平均ヘモグロビン濃度(MCHC)をみてもらうことが大切だったりします。」

 

牛尾「な、なんですか、それは。。貧血をみるものだとおもっていました。汗」

 

伊藤先生「そうですよね、実は男性だと多血症の方も多いんですよ。

原因は大きく3つ。1つ目がタバコ、2つ目が睡眠時無呼吸症候群、そして3つ目は脱水です。」

 

牛尾「脱水ですか。。!」

 

伊藤先生「そうです、濃縮です。多血症は気にしてみていく必要があります。」

 

牛尾「貧血については如何ですか?」

 

伊藤先生「女性は勿論多いのですが、実は男性でも貧血の中でも鉄欠乏が増えてきているんです。食事とアルコールの影響が大きいです。アルコールを解毒する際にエネルギーが必要で間接的に不足することがあります。」

 

牛尾「鉄は大切な役割を果たしているんですね。」

 

伊藤先生「はい。神経伝達物質といわれる、セロトニン、メラトニン、ドーパミンなどの生成に鉄は必要ですし、コラーゲンにも鉄は必要です。となると筋肉量にも影響してきます。メンタルの安定やコラーゲンの維持にも重要な役割を果たします。」

 

牛尾「男性にとって鉄欠乏は盲点でした。男性機能に影響もありますか?」

 

伊藤先生貧血の場合は、酸素欠乏なので身体が酸素を求めて心拍数が増加し、結果、交感神経が優位になります。そうなると、血管が閉まりやすくなります。

一方で多血症の場合も相対的な酸素欠乏が起きた骨髄反応なんですよ、血がドロドロになるので結局はどちらも男性機能に影響すると考えられます。」

 

牛尾「貧血でも多血症でも、酸素は欠乏している状態なんですね。」

 

伊藤先生「そうそう、そしてメラトニン、ドーパミンにも影響を及ぼすと、睡眠の質そして男性機能。。と全部に影響するんですよ。」

 

増えてきた男性更年期障害

 

牛尾「他に男性が気にすべき項目はありますか?」

 

伊藤先生LOH症候群、いわゆる男性更年期といわれる概念が徐々に普及しました。男性の機能と元気が心配な方は問診と、遊離テストステロンの測定を病院に相談したら良いのかなと思います。」

 

牛尾「LOH症候群に遊離テストステロンが関連するのですね。」

 

伊藤先生「診断するために必要な項目なんです。採血で測ることができます。」

 

牛尾「症状は、女性と似たようなものが多いのでしょうか。」

 

伊藤先生「はい。似たようなものが多いです。落ち込みや鬱傾向になるなど。40代〜60代の方が多いので、結局は仕事のストレスが多いですね。

仕事の役職がつくタイミングと子供が段々大きくなって問題を抱えるタイミングのダブルのストレスが重なる時期だからかもしれません。」

 

牛尾「どのような治療をされるのでしょうか。」

 

伊藤先生テストステロンの補充をすることで、元気になる方が多いです。また、それを下げないようにサプリメントなんかを使っていくのも良いと思いますね。」

 

牛尾「本日、沢山の項目や生活習慣をお話頂きましたが、優先順位をつけるならどの項目ですか。」

 

伊藤先生「バランスが大切ですが、やはり食事でしょうか。食事がある程度できれば、自律神経が整って眠れるようになる。逆に睡眠だけ良くしてもジャンクフードばかり食べていたら良くならないので。」

 

牛尾「意識しやすいのは身体に取り入れる、お食事からということですね。」

 

伊藤先生「そうですね。人工甘味料や添加物を多く摂取してしまう方が多いんです。実はジャンクフードだけが悪者なのではなくて、危険なものは世に溢れています。少しずつコンビニも変わってきていますが、自炊するのが一番ですね。自分の健康は、自分で守る世の中なんです!」

 

牛尾「最後に背筋が伸びるお話をありがとうございます!健康診断ひとつで要となる食事から、あらゆる項目が男性の機能に影響を及ぼしていることを、深く知ることができました。

大変貴重なお時間をありがとうございました。」

検査値だけではない、隠された意味を探るべし!

伊藤先生には『健康診断で見るべき項目』というテーマでお話頂きましたが、驚くほど多岐にわたるお話を伺うことができました。

  1. みるべき項目を絞ることはできず、バランスが大事
  2. BMIは数値だけではなく筋肉量や病気や体質など理由を探る
  3. 腸は大切!レモン水などを食前に飲んで、胃酸をサポート
  4. 空腹時血糖値が高いのはストレスが原因の可能性
  5. 血圧は睡眠や男性機能にも繋がっている
  6. コレステロール高値の原因はストレスや血糖値が影響している可能性
  7. コレステロールはテストステロンの材料、下げすぎるのもNG
  8. 多血症も貧血も男性機能に影響あり
  9. 40~60代に増えている男性更年期障害は検査で補充など対処法がわかる
  10. 一番意識してほしいのは、食事です!

検査項目ひとつにおいても、数値だけに左右されるのではなく、バランスやなぜその数値になっているのか?ストレスなどが影響していないか?などを考えることも大切です。

更に検査項目は様々なところで睡眠や男性機能に繋がっていました。この機会にご自身の体と向き合い気になることがあればいつでもご相談いただけますと幸いです。

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